伊藤トモの俗・実験室

頑張ってる左手

週刊偽クイズ(22/11/22)

Q1.2010年に世界遺産委員会の会議にまで残るも、事実がバレてしまったため登録はならなかった、2000年からアメリカのテレビ番組『Experiment』において、10年かけて建設され、多くの文献や論文なども製作し、世界文化遺産の登録を目指した偽の遺跡は何でしょう?



Q2.後にCDとして発売された際の、タイトルである文字を用いた点描画のようなジャケットも有名な、「数の大きさを改めて理解する」ことを目的に1967年元日から芸術家の仲原千代春【なかはら・ちよはる】が行なった、ある数を表す単語をその回数声に出すというパフォーマンスを何というでしょう?



Q3.今年は街に現れた巨大モグラに立ち向かう映画『Ground Killer』が792ポイントで受賞した、全米自動車スクラップ工場連盟が、その年に最も車を破壊した映画に送る映画の賞は何でしょう?



Q4.テレビ局の密着取材も入っていたことから、テレビ局による演出説やテレビ局の共犯説などもささやかれている、2004年に霧が立ち込める港で地元警察が複数の密輸船の入港を確認し、逮捕しようとするも1隻も船が見当たらず、取り逃してしまった事件を、後に麻薬カルテルが警察に送りつけた声明文の文言から一般に何というでしょう?



Q1.2010年に世界遺産委員会の会議にまで残るも、事実がバレてしまったため登録はならなかった、2000年からアメリカのテレビ番組『Experiment』において、10年かけて建設され、多くの文献や論文なども製作し、世界文化遺産の登録を目指した偽の遺跡は何でしょう?
A1.エルカス・エーレ

解説:
エルカス・エーレはエカフ族の遺跡として喧伝され、長年エルカス・エーレを研究している考古学者(実際の考古学学位所持者)も用意された。
偽物の遺跡であることが公表されると人気が高まり、現在も多くの観光客が訪れている。近くのバスターミナルで売られているエーレクッキー(普通のクッキー)が人気。
後に誰が置いたかも分からない謎の文字が彫られた石板が発見されており、調査の結果1000年前の石板であることが分かっているが、未だ詳細は不明。


Q2.後にCDとして発売された際の、タイトルである文字を用いた点描画のようなジャケットも有名な、「数の大きさを改めて理解する」ことを目的に1967年元日から芸術家の仲原千代春【なかはら・ちよはる】が行なった、ある数を表す単語をその回数声に出すというパフォーマンスを何というでしょう?
A2.『億発』

解説:
CDジャケットには1億個の「億」を用いた「億」が描かれており、仲原はこのCD発売後急逝した。
パフォーマンス自体は約5年、CDジャケット製作は約35年を要した。
仲原のパフォーマンスとしては1958年に行なった暦上のそれぞれの季節の始まりに「春」「夏」「秋」「冬」と発する『季発』、1960年に行なった毎日の天気を発する『空発』などが有名。


Q3.今年は街に現れた巨大モグラに立ち向かう映画『Ground Killer』が792ポイントで受賞した、全米自動車スクラップ工場連盟が、その年に最も車を破壊した映画に送る映画の賞は何でしょう?
A3.フェリアッテ・コメット賞

解説:
フェリアッテは賞創設当時の連盟会長の名前。彼が退任した際に敬意を込めて賞の名前に付け加えられた。
乗用車を修理できないほどに破壊すると1ポイント、自走不可だか修理可能で0.5ポイントなど、自動車の種類と破壊の度合いによってポイントがつけられる。これまでの最高ポイントは2006年に『グレネード・トレーラー』が記録した1602.5ポイント。トレーラーを多く破壊したことでポイントが伸びた。
『Ground Kill』(日本未公開)は巨大モグラ Grounderに立ち向かう消防士の主人公エメリー・ゲナーを描いたパニック映画。コメット賞換算で2分で204.4ポイント獲得したショッピングモールのシーンが見どころ。


Q4.テレビ局の密着取材も入っていたことから、テレビ局による演出説やテレビ局の共犯説などもささやかれている、2004年に霧が立ち込める港で地元警察が複数の密輸船の入港を確認し、逮捕しようとするも1隻も船が見当たらず、取り逃してしまった事件を、後に麻薬カルテルが警察に送りつけた声明文の文言から一般に何というでしょう?
A4.デラネイロの重たい旋風【つむじかぜ】(事件)

解説:
この事件で捜査対象となっていた麻薬カルテル レンセタのトップ カレシア・"ケフェ"・マルールは翌々年に詐欺罪で逮捕されている。
現場となったデラネイロ港には深い霧が立ち込めており、後の捜査で少量の麻薬が港の倉庫で検出されたものの、船を含めてそれ以外の証拠は得られなかった。