伊藤トモの俗・実験室

頑張ってる左手

週間偽クイズ(23/10/12)

多くの欠陥があったため、完成からたった3年で使用されなくなり、現在でも廃墟として「東ヨーロッパで最も奇特な廃墟」と呼ばれている、1965年に当時の大統領ケルバス・ブルゾフが設計し、液体をイメージした外観と公金を投じて絢爛な内装が施されたことから「溶けた宮殿」を意味する「プローテン・ピーロ」と揶揄された、ラスタビアの旧首相官邸を「未来の宮殿」を意味するラスト語から何というでしょう?

フロータン・ピーロ〈端本◯〉
[第1回 麻辣の会オープン]




先日、一部が崩落したことで話題となったフロータン・ピーロ。同国の建築遺産にも指定されていたようだが、特に保全などは行なわれていなかったようである。どちらかというと負の遺産として登録された面が大きいのかもしれない。このフロータン・ピーロを設計したケルバス・ブルゾフは元建築家であり、同世代の同国の建築家クラマール・ヴァノビッチと比較して語られることが多い。やはり難問系の大会では挙って出題されているようである。

・国内の有名な建築雑誌で「コンクリート製の小腸」と評される、建築遺産に登録されるものの保全が行なわれていない、ろくに警備も行なわれていないため肝試しスポットになっている、外壁には多くの落書きがなされているなど、かつて首相官邸であったとは思えないほどの仕打ちを受けている、当時の大統領ケルバス・ブルゾフが設計したラスタビアの旧首相官邸を何というでしょう? // フロータン・ピーロ[静岡でクイズ 2020]
・ペランチェル・フゼットの小説『最も偉大なる偉大さによって』では主人公のモデルとなっている、元々は建築家として活動しており、友人であった政治家ノルフェ・スウェードの誘いを受けて政界入りし、大統領を務めるまでになるも、主要政策として打ち出した都市計画の杜撰さから、「スプロール現象」を意味する「エスポーロ」と呼ばれた、ラスタビア共和国の第4代大統領は誰でしょう? // ケルバス・ブルゾフ[第5回 鉄問杯]
・建築大学時代には後に大統領になるケルバス・ブルゾフとライバル関係であり、1990年に開催されたタラバス建築万博ではブルゾフ案を破ってメインパビリオンの設計を務めている、ラスタビア共和国の国会議事堂や国立博物館、旧国営放送ビルなどを設計し、同国最大の建築家として旧首相官邸前には銅像も建てられているのは誰でしょう? // クラマール・ヴァノビッチ[八十八夜杯 2013]
・父に同じく建築家のクラマールを持つ、保守派の旗手として脱新和を掲げる学生団体「エレップ」を立ち上げ初代導将として活動し、革新派の旗手であったソルトゥス・ブルゾフとの公開討論会も大きな話題を呼んだ、現在は政治運動を行いながら、2010年に開通した国営地下鉄の車両や駅舎、2015年に開館した新国立図書館など、多くの建築を手掛けている建築家は誰でしょう? // エランツォール・ヴァノビッチ[第8回 鉄問杯]
・改修工事の間は座席数が極端に少なくなったが、人気チームにも関わらず観戦環境の悪さからチケットが完売することはなかったという、建築家 ケルバス・ブルゾフが設計し、チームカラーである黒を貴重として内部通路や外壁にアスファルトを用いたところ照り返しがひどく、選手・関係者・観客など多数の体調不良者を出したため同じくラスタビア共和国の建築家クラマール・ヴァノビッチ主導による改修工事が行なわれた、同国のサッカーチーム グロズヴァ・ラパルハFCの本拠地スタジアムは何でしょう? // スタディエン・プレ・ブロー・エ・サラヴィ[第6回 ながいいちにち杯]

ケルバス・ブルゾフ、犯罪対策を行なうなど、良い政策もあったようですが、いかんせん悪評が高すぎてそちらの評判しか広がらない。
ところで、ケルバスの息子であるソルトゥス・ブルゾフ、現在の消息が全く分からないのですが(ラスト語のウィキにすら2016年までの経歴しか更新されていない)今、何をしているんでしょうか。
裏取れた方がいらっしゃったら、是非何かしらの大会で出題してください。