週刊偽クイズ(22/11/15) - 伊藤トモの俗・実験室

Q1.「取り繕った言葉や用意された空想ではなくただひたすらに悪路な現実を見よ」をスローガンとして掲げ「悪路派」の筆頭とされるアメリカのアーティストで、酒場に設置したマイクで拾った言葉をツイートする「アルコールがひっぺがす建前」や、機器を取っ払ったVRゴーグル、つまりゴーグルの枠だけを装着してスラム街を見る「リアル・リアリティ」などのアートが話題なのは誰でしょう？

Q2.現在はセヌール国立博物センターに所蔵されていると言われているものの定かではない、2008年にラガハニオ遺跡から発掘され、スペインの研究者フェレスニア・オエラによって西暦400年ころに作られたとされ、スペインが「世界最古のペットボトル」と称しているボトルを何というでしょう？

Q3.2013年にデンマークの海洋生物学者アルトルワープ・スラッセンによって発見され、地元のダルホールム水族館で亡くなる2019年まで展示飼育されていた、「ヒレを一切持たない魚」として話題になるも、後の調べで生きながらえる中で全てのヒレが食いちぎられていただけであったことが判明し、ギネスブックに「最も生存力の強い魚」として掲載されたタイセイヨウミスジニシンに付けられた愛称は何でしょう？

Q4.現在のところおおよそこの式の通りになっており、このペースのまま進むと2050年には36口のものが販売されることになる、「多用な家電製品の増加による、電源タップの最大口数」を求める経験則を、これを考案した2人の家電エンジニアの名前から何というでしょう？

解説：
フェストは若い頃にはあるモチーフを薔薇で彩る「ローザー」として知られていたが、30歳ころから「悪路派」と呼ばれる活動に転向していった。学生結婚であった妻が、同じく学生からの付き合いであった友人と不倫していたことが転向の大きな要因とされている。

Q2.現在はセヌール国立博物センターに所蔵されていると言われているものの定かではない、2008年にラガハニオ遺跡から発掘され、スペインの研究者フェレスニア・オエラによって西暦400年ころに作られたとされ、スペインが「世界最古のペットボトル」と称しているボトルを何というでしょう？
A2.ヘンラ・ボトル《○「ヘンラの緑色ボトル」》

解説：
「ヘンラ」はかつてこの地に住んでいたとされる部族の名前。ヘンラ・ボトルはオエラの論文に加え写真数点が残っているものの、一切表には出ておらず、国内の研究者も含めて存在が疑われている。
2010年にも同遺跡でペットボトル片のようなものが発見され話題となったが、こちらは新しいもので、別の場所から風で飛んできたものと推測されている。
セヌール国立博物センターは展示していない理由を「風化を防ぐため」だとしており、今後も展示する予定は無いという。また、オエラも2010年に交通事故により死亡しており、ヘンラ・ボトルの謎はしばらく解明されなさそうである。

解説：
「フェレフェレ」には「命からがら」という意味がある。ダルホールム水族館は町の外れにあるしがない水族館であったが、フェレフェレを展示したことにより最大4時間待ちの行列ができるほどになり、ダルホールム庁舎前には同町を代表する彫刻家フェエルサップ・マイセーによるフェレフェレの銅像が建てられた。
2015年にはフェレフェレを主人公としたアニメが製作された。フェレフェレの声を務めたのは元競泳選手の声優ハラガー・ネマリング。ちなみに彼は2011年の競泳世界大会で怪我を負いながらも決勝へ進出しており、まさにフェレフェレのような人物である。

Q4.現在のところおおよそこの式の通りになっており、このペースのまま進むと2050年には36口のものが販売されることになる、「多用な家電製品の増加による、電源タップの最大口数」を求める経験則を、これを考案した2人の家電エンジニアの名前から何というでしょう？
A4.レナードソン・ネッシャーのアウトレット式《△「レナードソン・ネッシャーの式」》

解説：
主にモニタを製造しているヒアデス社のウェルウィット・レナードソンと主に健康用家電を製造しているキャロット・イット社のレスタンド・ネッシャーとによって2015年のエイプリルフールに発表された。エイプリルフールに発表されているが、数式自体は綿密な推定の元算出されている。2人はウエスト・ウェスト大学で同じラボに所属していた。
2020年のエイプリルフールには電源タップに付くUSBポートの数の変移を推定する式(レナードソン・ネッシャーのUSBポート式)を算出している。